住吉大社のおもかる石
住吉大社の五大力を以前の記事で紹介しましたが、今回紹介するのは大歳社内、おいとぼし社にある おもかる石 です。
私自身も毎月お参りしていますが、おもかる石があるのは、初辰さん詣りでお馴染みの大歳社です。
初辰さん詣りは、毎月最初の辰の日に、種貸社(たねかししゃ)、楠くん社(なんくんしゃ)、浅沢社(あさざわしゃ)、大歳社(おおとししゃ)を順番にお参りしますが、その中の一社が大歳社です。
初辰さんまいりについては、こちらの記事に詳しく紹介してあります。
>>> 住吉大社の初辰さんまいり
大歳社は、初辰さん詣りの中でも一番最後にお参りする、心眼成就のパワースポットになります。五穀豊穣、稲の収穫の守護神で、大阪の商人の間では、集金の守護神として信仰されてきたということ。
そんな大歳社で、初辰さんのお参りの一番最後に願いが叶うかどうかを占うというわけですね。
現在、おもかる石は大歳社の境内にありますが、もともとは境内の外にあり、信仰を集めていたそうで、年に2回、春と秋には例祭も行われます。
おもかる石とは
おもかる石とは画像の様に丸い大きな石です。別名を試し石とも呼ばれるそうで、女性には結構な重さだと思います。
大歳社のおいとぼし社のおもかる石は三基あります。(私が初辰さん参りを始めた頃は一基だけでした)
願掛けをして石を持ち上げて、軽く感じれば「可」、逆に重く感じるならば「否」と伝えられ、おもかる石の回りは(特に初辰さんの日)いつも行列が出来ています。
おもかる石は
先ず、二拝二拍手一拝
次に、石を持ち上げて重さを覚える
次に、石に手を当てて祈る
次に、再び持ち上げた重さの感じが
軽い = 叶う
重い = 好転への努力
次に、二拝二拍手一拝して退出
というのがおもかる石の占い方です。
各地のおもかる石
余談にはなりますが、おもかる石は住吉大社の大歳社だけにあるものではなく、各地に存在します。石を持ち上げての願掛け、占いというのは何処も同じ感じですね。
京都 伏見稲荷のおもかる石
中でも有名なのは、全国のお稲荷さんの総本宮、千本鳥居などで有名な、京都の伏見稲荷にもおもかる石があります。
毎月お参りに行くから私にとってはおもかる石と言えば住吉大社なのですが、一般的には、おもかる石と言えば、伏見稲荷だとの声がたかいのです。
四天王寺のおもかる地蔵
住吉大社についで、私が良く手を合わせる四天王寺、聖徳太子が建立したと言われる四天王寺にも、おもかる石と同じく、お願いごとをして持ち上げて、軽く感じたならばその願いが叶うという、こちらはおもかる石ではなく、おもかる地蔵があります。
大歳社 おいとぼし社へのアクセス
住吉大社の石舞台がある南門を抜けて住吉武道館の脇を通り、東大鳥居をくぐって浅沢社、大歳社へと向かいます。住吉大社へ向かい、境内の地図を確認すれば迷うことはないはずです。
住吉大社へのアクセスは、
南海本線 住吉大社駅
南海高野線 住吉東駅
阪堺線 住吉鳥居前駅
車でのアクセスでは住吉大社の脇参道の直ぐ隣(南側)のコインパーキングが便利です。ちなみに、このコインパーキングは初辰さんの日には無料開放されています。
他にも界隈には幾つかのコインパーキングがありますが、祭事の際には駐車する場所がないぐらいの賑わいです。