大阪でも有数のディープな飲食店が集まる、十三にある沖縄料理屋です。
阪急十三の西口を出て、通称ションベン横丁(なんて酷いネーミング・・・)を抜けたところ、界隈は、昭和の雰囲気たっぷり、リーズナブルに色んな「美味しい」がある大阪らしい通りで、そんな中に「はながさ」があります。
はながさスタイル
なんと言っても、他所には無いはながさんのスタイルは、立ち飲み屋であることなのは間違いないでしょう。立ち呑みな沖縄料理を専門に謳う店は珍しいと思います、少なくとも私は知らないです。
そして、お店の右端の階段を登って行けば、こちらは座って沖縄料理を楽しめる座席があります。カウンター席がメインですが、四人がけのテーブルも二つあって、立つの辛いし、って向きは迷わず二階ですね。
入店する際に、立ち呑みか二階への階段を登るか、をまず決めなくてはいけません。一階に入っても、二階だったら座れるよ、と店員さんが親切に教えてくれます。
私は何時も早い時間に行くので、本当にその日の気分で、一階・二階を選ぶことが出来るのですが、界隈が会社帰りのサラリーマンでごった返す時間になると、なかなか二階はキープするのもハードルが高いかもしれません。
二階の店内
こちらが、ゆっくり出来る二階のカウンター席です。
16時半という、絶妙な時間から営業していて、私の様なフリーな人間はそのあたりのことを良く知っていて、一階の立ち呑みよりも、何時も二階から埋まってる気がします。お値段は変わらないんで、そうなるとじっくり飲み食いしたい向きにはやっぱり二階ですね。
一階の立ち呑みスタイル
こちらが立ち呑みスタイルの一階。作りは二階とおんなじで、椅子があるかないかですね。
どっちが良いとかおススメは無くて、ガッツリ食べて長居する気が無ければ、一階でお目当てをさっといただいて撤収するし、私なんかは本当にその日の気分で選びます。
沖縄と言えば、泡盛。泡盛の瓶が圧巻で否が応でも沖縄気分。私が知らないだけかも知れませんが、沖縄でもこのスタイルって見かけないので、沖縄と大阪の庶民的酒場のチャンプルーだと、勝手に思っているのでした。
はながさの沖縄料理
はながさの特徴は、なんと言っても数々の沖縄料理のリーズナブルさじゃ無いかと思います。ちょっと量は少なめかなと思うものの、一通り沖縄メニューは網羅しているので、沖縄料理の全部を味わうことが出来るでしょう。
その他、お造りなどの類も充実していて、飲食店の激戦区でもう10年以上沖縄を売りに営業している理由が、一度足を運んだら判る納得なお店だと思います。個人的な評価はものすごく高いです。
ドリンク類はそれほどお得感は感じないものの、泡盛をはじめ、種類が豊富なのも高評価な理由の一つです。
ゴーヤチャンプルー
梅田やミナミのど真ん中にある沖縄料理屋では絶対考えられない380円というお値段。量はおんなじでも、値段は半分じゃないかと。
特に二階席、一番奥のカンターの席に座れたら、目の前で料理しているのが見えるのが、私の様な好き者にはたまらなかったりします。
なるほど、ここのゴーヤチャンプルーはそうやって作ってるのねと、盗み見まで楽しめるお得感もあるのです!
フーチャンプルー
スパムやらネギはあくまでも脇役、フーチャンプルーなんだから麸がメインという、はながさのフーチャンプルーは、沖縄の食堂で食べる様な、麸がたっぷりなのが特徴でしょうか。
はっきり言って私好みです。
紅芋コロッケ
そして、女性陣が沖縄料理と言えば、というのが、紅芋コロッケ。
私は甘すぎて苦手ですが、ボリュームたっぷり。女性は沖縄料理やへくれば、必ずオーダーしますね。
もずく酢
一階の立ち呑みスタイルにピッタリじゃないかと思うのがこの手のメニュー。
画像では量がイメージし辛いと思いますが、小鉢いっぱいのなかなかのボリュームです。
グルクンの唐揚げ
沖縄メニューの定番、グルクン唐揚げは550円。
しっかりと揚げてあるので、頭まで全部いただけます。
やんばる豚のヒレカツ
こういうのはちょっとめずらしいメニューですね。なるほど、これがやんばる豚か、というのは流石に判らないですが、普通に美味しいヒレカツです。380円なり。
沖縄そば
家人と二人で行ったりすれば、一人前をこうして小丼ぶり二つに分けてくれたりする心遣いもあるお店なんです。
地図と営業時間
十三の西口を出てすぐ右側の通りへ。ションベン横丁を抜けて、5分もかかりません。
大阪市淀川区十三本町1-2-13
06-6886-0006
月曜定休日 16:30~24:00