豊岡市の但東町、幻といわれる赤花そば、やっといただく事が出来ました。
幻だといわれる所以、
この地でしか作られておらず生産量が少ない、
そばの郷は週末やイベント時にしかやってない、
そんな風な話を聞いて、無類の蕎麦好きとしては食べたくて堪らないのはもちろん、機会を伺っていたのでした。
赤花そば とは
赤花そばは、赤花地区の在来種で、約400年の歴史があるといいます。そばの栽培に適した土地柄で、地元の方たちが生産組合を立ち上げ、貴重な種を守りながら、こうしてそばの郷にていただく事が出来るという訳です。
その昔に行われていた焼き畑農法を復活させたり、じっくりと実を乾燥させる天日乾燥機や、実と実をこすりあわせてゆっくりと粉にしたり、本当に大事に作られているそばなのです。
隣町には出石そばがありますが、まったく違う蕎麦なのが不思議なくらい、初めての赤花そばは美味しくて、次は新蕎麦の時期にと誓いました。
赤花そばの郷 (あかはなそばのさと)
赤花そばの郷では、こうして大事に作られた、舌触りの良く香りがよい独特のコシのあるそばをいただく事が出来ます。つなぎを一切使わない十割蕎麦です。切り盛りするのは地元のご婦人だと聞きました。
そばの郷ではそば打ち体験も出来るそうですが、個人的にはやっぱり餅は餅屋、私は純粋においしい蕎麦をいただく事に集中したい派です。