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美ら島 真心
奄美大島たっぷりな店が、大阪市の都島区にある「美ら島 真心」です。オープンしたのは2015年の年末、島に縁のある人たちで賑わいます。
私の家からもそう遠くない場所にあって、店も広々としており、さらには三線が置いてあったりもするので、島の唄会の帰りなどに、連れ立って足を運ぶことが多いです。
下で紹介しますが、ママさんは島唄の名手「榮百々代」、いつも一緒になって唄います。唄遊びが出来るお店など、そうそうあるもんじゃありません。
島唄ライブ
真心の楽しみの一つは島唄のライブです。奄美大島の民謡はもちろん、沖縄をはじめ南の島に縁のあるミュージシャンの演奏を定期的に楽しむことが出来るのです。
画像は奄美の島唄若手ナンバーワンの唄い手と呼び声の高い、絶賛応援中の里朋樹、相方の女性は真心のママさん、榮百々代。
奄美の民謡はこうして男女のペアで演奏することが多く、男同士の組み合わせを見ることは少ないです。私の島唄の先生の話によれば、男ペアだと芸事の神様の機嫌が悪くなる、そんなことを聞いたことがあります。
奄美シマ唄 三線教室
百々代さんは、奄美民謡武下流の師範の実力の持ち主で、精力的に関西を中心にあちこちで唄っています。
初心者向けの三線教室などもお店で毎週開催しているので、興味のある方は真心の公式サイトをチェックして、問い合わせすると良いと思います。
美ら島 真心のメニュー
当然ですが、奄美・沖縄のメニューがたっぷり、ほんの一部ですが紹介します!
奄美のお店なのに沖縄、と、奄美の人間からするとどうかと思ったりもするわけですが、そこは商売、沖縄料理という一言は、一般の方には必要なんだろうなとは思います。
そもそも、奄美大島が何処にあるのか?
場所はもちろん、沖縄と奄美の違いを判っている方というのは少ないと思います。似たようなモノと言えば似たようなモノですが、本当は似て非なるもの。風習や習慣、当然、食事も違ったりする事を知る方は少ないものです。
「都島にある沖縄の店に行ってきた」というネットの書き込みを見たりすると、複雑です。
油ソーメン(ソーメンチャンプル)
写真は沖縄で言う「ソーメンチャンプル」ですが、奄美大島では「油ソーメン」といいます。冷蔵庫にある具材を茹でたそうめんと一緒に炒めて出来上がり、各家庭でよく食べられる正に家庭料理です。
気候風土が同じなので、豚料理やゴーヤやヘチマなど、沖縄のそれと被る食事は沢山ありますが、真心に来た際には、是非に奄美大島の食事を楽しんでいただければと思います。奄美料理の盛り合わせみたいなものもあるので、気軽に尋ねると良いです。
セットメニュー
これがその盛り合わせ。奄美の郷土料理のセットメニューがあります。奄美出身の人が見たら、懐かしいメニューなのは間違いありません。
鶏飯(けいはん)
これは以前もこのブログで紹介したことのある、鶏飯(けいはん)という、鶏の出汁のお茶漬けのようなもので、奄美を代表する奄美料理で、締めのひと品には奄美に縁のある者は、やっぱり鶏飯を、となります。
>>> 鶏飯(けいはん)奄美大島の郷土料理
にがうり炒め(ゴーヤチャンプル)
定番の南の島料理、沖縄でいう所のゴーヤチャンプルーです。お馴染みのゴーヤを奄美ではにがうりと呼び、チャンプル以外にも色んな料理でいただきます。
パパイヤの漬物
パパイヤを奄美の南部の方言ではモッカと言います。モッカの漬物、見づらいですが、奥に見えるのは豚味噌です。
カルパッチョ
南国ムードたっぷりのカルパッチョ。
その他、お刺身なども日替わりで色々あるので訪ねて見ると良いです。
奄美から定期的に取り寄せる、タコの刺身などは本当に絶品なんで是非にとおすすめします!
沖縄そば
締めの沖縄そば。鶏飯食べて、更に沖縄そばとか。奄美大島の店で、沖縄そばというのは複雑な気もしますが、沖縄そばは大好物です、こんな時も、グループで出かけるとシェア出来て良いですね。
そして、奄美の料理に黒糖焼酎は必須です。米麹とサトウキビで作られたこのお酒、焼酎というよりもラム酒の様な爽やかな香りで、ロックに水割り、カクテルからどんな飲み方にもぴったりなお酒なのです。
そして、やっぱりビールはオリオンビールですか?と良く尋ねられますが、奄美へ行ってもオリオンを置いてある店はほとんど見かけることはありません。アサヒのスーパードライが多かったりします。
沖縄に行くとオリオン中心ですから、このあたりは、本土の食文化が色濃い奄美というワケで、文化の境目を感じたりします。
美ら島 真心へのアクセスと営業時間
〒534-0021 大阪府大阪市都島区都島本通3丁目3-29 美ら島「真心」
地下鉄谷町線の都島駅、もしくはJR桜ノ宮駅から10分~15分ほど。