目次
奄美大島の郷土料理
奄美大島は、鹿児島と沖縄のちょうど中間地点にある海に囲まれた美しい島。
数年ぶりになると思います(2017年)、久しぶりの奄美大島。そして、こうしてあちこちへ出かける楽しみの一つはやっぱりグルメなのは当然のことです。
奄美大島の料理を直ぐに思い浮かべることの出来る方って少ないと思います。奄美大島=沖縄と想像出来る方だと、ゴーヤチャンプルや豚肉料理をあげることが出来るのではないでしょうか。それらも間違いなく、沖縄と変わらない、南の島の定番な郷土料理です。
またこの画像の様な冬瓜や茄子、島らっきょうなども普段の食卓、家庭料理ですね。
鶏飯とは?そのルーツは?
もちろん、それらの紹介した家庭の食事も美味しいわけですが、奄美ならではの料理といえば「鶏飯(けいはん)」が今ではすっかりとメジャーな奄美を代表する郷土料理として紹介されるようになりました。
鶏飯を「とりめし」と読めば内地でも食べる事が出来る、炊き込みご飯になりますが、奄美の「けいはん」はご飯に、ほぐした鶏肉や椎茸に錦糸卵、ネギなどあれこれ具材を乗せて、濃厚な鳥スープをかけた、お茶漬けみたいなもの。
シンプルな料理だけに、各店、各家庭、料理人の数だけ色んな鶏飯があります。
鶏飯は、元々東南アジアにはあちこちで存在した料理だとか、本当の所は判りませんが、薩摩の支配下にあった頃、薩摩の役人をもてなす為の料理であった、など諸説が色々ある料理です。
以外に思うかも知れませんが、私らが子供の頃は、同じ奄美大島でも南部では食べられる料理で無かったので、間違い無いのは郷土料理とは言うものの、奄美大島でも北部の郷土料理で、奄美大島全体似広がったのは、つい最近の新しい料理だったりするのです。
鶏飯専門店 ひさ倉
自社の養鶏場で放し飼いにされている品質に拘って育てた鶏を使った鶏スープに、具材のパパイヤやタンカン他も自家製のものを。
具材以外のご飯やスープはおかわり自由。その他、焼き鳥や鶏刺しなどたっぷりと美味しい鶏を満喫することが出来ます。
〒894-0101 鹿児島県大島郡龍郷町屋入(やにゅう)
>>> 鶏飯専門店 ひさ倉
余談になりますが、ひさ倉に隣接する「豚豚亭」では、今では貴重な奄美島豚を食べることも出来ます。タイミングが合えば、是非にとオススメしておきます。
元祖鶏飯 みなとや
これだけ鶏飯が全国区で取り上げられる様になると、必ず出てくるのが「元祖」の類です。
そして、我々は元祖という言葉には弱く「どれ、それなら一度は」と足を運んでしまうのです。
最近は通販もやっている様子、>>> 元祖鶏飯 みなとや
〒894-0513 鹿児島県奄美市笠利町外金久81
「ひさ倉」と「みなとや」、どちらも空港からのアクセスは良く、奄美の鶏飯の二大ブランドであることは間違い無いと思うので、奄美に行った際には是非にとオススメします。
名瀬 とりせんの鶏飯
今ではすっかりと奄美中で市民権を得たのが鶏飯です。島内に幾つかあるファミレスや食堂。夜の居酒屋などあちこちの店で鶏飯は食べる事が出来ます。
写真は、奄美の中心地、名瀬の屋仁川にある焼き鳥屋「とりせん」での締めの鶏飯。アルコールの後に、これほどぴったりな締めの一品はありません。
フリーズドライの鶏飯
その他、レトルトパックにお湯をかけるだけのフリーズドライの鶏飯なども人気で、お土産にも喜ばれる商品です。
こういう商品が出てくると、鶏飯もすっかり奄美大島を代表するグルメになったんだなと改めて思う次第です。
大阪で鶏飯を食べることが出来るお店
奄美大島では有名な郷土料理だという鶏飯も、まだまだ専門店があるわけでも無く、これまで当ブログで紹介してきたお店では、本格的な鶏飯を食べることが出来るので、是非!
伊丹 てぇげてぇげ食堂 きゅらむん
都島 美ら島真心
野田 奄美郷土料理のわんとケンムン
関目 三線カフェ 喜界島
難波 おぼらだれん
焼き鳥屋の鶏飯
なんちゃって感は否めませんが、焼き鳥屋のメニューにあった鶏飯です。最近はあちこちの焼き鳥屋で見かける様になりました。
本格的なものをいただくならば、やっぱり奄美関連の店へ足を運ぶ必要がありますが、、何にせよ、鶏飯をあちこちで食べることが出来る様になったのは嬉しい限りです。