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加計呂麻島(かけろまじま)
今回の奄美大島への旅行は奄美大島本島の南の端にある瀬戸内町の古仁屋(こにや)という街から船を使って渡る加計呂麻島です。
加計呂麻島から眺める古仁屋側は、大島海峡と呼ばれる穏やかな海が広がり、外用に面した南側にはダイナミックな外海。島の殆どが、一年中深い緑に覆われた島。30ほどの村があって、約1500人の住民が暮らしています。
はっきり言って、何も無い島です。何もない中にあるもの、加計呂麻島はじっくり、のんびりと楽しんでいただきたいと思います。
加計呂麻島フェリー(アクセス)
加計呂麻島へのアクセスは船しかありません。奄美大島本島の南端、古仁屋の港から生間(いけんま)もしくは瀬相(せそう)へフェリーで渡るのが一般的です。
海上タクシーも発達していて、桟橋がある各集落には直接上陸も出来ます。
レンタカーで上陸する際には当然フェリー、その名も「フェリーかけろま」を利用しますが、大きなフェリーではないので、下手をすれば乗れないこともあります。乗船するには予約をするのが確実です。
加計呂麻内の移動はレンタカーが便利ですが、島内をぐるぐると回る通称「島バス」もなかなか情緒があって良いかも知れません。時間のある人向けプランですね。
レンタカー情報
島での移動はレンタカーかバスになります。
そして、やはりレンタカーが圧倒的に便利。
加計呂麻島内や加計呂麻への玄関口、古仁屋にもレンタカー会社はありますが、やはり、奄美へアクセスした際の、空港や名瀬の港近辺で予め手配しておくのが良いと思います。
なんと言っても、古仁屋までのアクセスがまず大変。
島民の生活のためのバスは走っていますが、本数が少なく、バスを乗り継いでいたりすれば、下手をするとその日の間に加計呂麻にはたどり着くことが出来ない、なんてことにもなりかねません。
先にも書きましたが、島バスを使ってのんびりと、と言うのも決して悪くはありませんが、時間のある人向けのプランですね。
加計呂麻島の宿泊(ゲストハウス)
島内には幾つかのペンションやゲストハウスがあります。
とはいえ、豊富にあるという訳では無いので、特にハイシーズンなどは予め予約をしたりは必須です。
実久 マリンビレッジ
写真は加計呂麻の西端にある実久(さねく)にある一棟借しのロッジ、マリンビレッジです。
鍋や食器などは全て用意されているので、食材を持ち込んで自炊しながらの加計呂麻をリーズナブルに楽し無ことが出来ます。
実久ブルーなどと呼ばれる実久の海は道路一本挟んですぐです。
嘉入 カムディ
こちらは嘉入(かにゅう)という集落にあるカムディというゲストハウス。海外にはよくあるドミトリー形式の安宿で、共同のキッチンがあって、まるで海外で過ごしているみたい。
今回の奄美旅では、この二つの宿を二泊ずつ。どちらの宿も目の前が透き通った青い海という好条件のお薦めの宿です。(カムディはエアコンが無いので暑いの苦手な人は、夏は辛いかも)
何から何までお任せのペンションもあるにはあるので、検索して問い合わせください。
問い合わせの際の注意点
問い合わせの際の注意点があります。
宿に限らず、カヤックなどのアクティビティの問い合わせなども、ホームページを持っていても、機能してないところがほとんどです。
ネットからメールで問い合わせても、当日レスなどは一件も無し、今回など、返事あったのは半分以下でしたね。
そもそも、宿の数が多くないので満室だと断られる前に、電話で直接問い合わせするのが良いです。
加計呂麻島での買い物や食事
今回の奄美・加計呂麻旅では、コンビニは車で何分走る?って聞いてたメンバーがおりましたが、加計呂麻島内にコンビニは一件もありません。
各村に◯◯商店みたいなビールからちょっとした食材までが揃う雑貨屋がありますが、これが開いている確立がかなり低い。何時空いてるのか判らない見たいな感じ 笑
瀬相の港にある「加計呂麻島のいっちゃむん市場」には、島の野菜などが揃っていて足繁く通いました。
それから、味わい深いのが、島唄を流しながら日用品をはじめ飲み物やパンなどを売って、おっちゃん二人が島内を回る「とらや」の移動販売車です。
食事に関しては、ペンションに併設されているカフェ的なお店も何軒かありますが、注意が必要です。そもそも訪れる人もまばらな島ですから、閉まっていたり今日は休み、今日は貸し切り、ということもしょっちゅうです。
食べれる時に食べて、買い物出来る時に買い物して置くこと、今回の旅では「気をつけんといかん」が合言葉の様になってみんなで笑いました。
加計呂麻島の観光
かっては暮らしたこともある加計呂麻島、以後も幾度となくこの加計呂麻島を訪れていますが、人工的な見どころは一切ありません。
加計呂麻島の見どころは、自然そのものです。
例えば諸鈍(しょどん)のデイゴ並木、於斉(おさい)のガジュマルの巨木、水平線に沈む夕陽が見える場所、自然そのものや後は歴史、島に伝わる歴史や文化などが見どころといえば見どころでしょうか。
是非、自分の足でお気に入りの場所を見つけていただければと思います。
於斉のガジュマル
見上げるガジュマルの大木にただただ圧倒されます。
どれぐらいの樹齢なんでしょうか、ケンムンが住んでいるというのは、きっとこんな大木なんだろうと思ったり。
諸屯のデイゴ並木
樹齢300年を超えると言われる諸屯という集落の海に沿って並ぶデイゴ並木。私のふるさとの風景です。
夕日の丘
夕日が綺麗なのはもちろん、昼間に訪れても絶景を堪能出来ますね。
一番上の画像が同じ場所からの昼間の眺めです。
篠川の集落から実久へ向かう途中で脇道にそれます。
安脚場戦跡公園(あんきゃばせんせきこうえん)
加計呂麻の東の端、先の大戦の際には砲台が置かれ大島海峡の東の入り口を守っていたそうです。
弾薬庫あとなどが整備されて残っており、これらの建設の資材運びを学校には行かずに毎日手伝いをした話を叔父から聞かされたことがあります。
いずれにせよ、加計呂麻では珍しい整備された場所、展望が素晴らしく足を運ぶ価値のあるスポットだと思います。
加計呂麻 シーカヤックマラソン
ダイビングや釣り、カヌーなど自然相手のアクティビティも割りと盛ん、写真は一年に一度行われるシーカヤックマラソンでの一コマです。
島をぐるっと一周するだけなら一日もあればたっぷりと見て回れるでしょうが、やはり加計呂麻はゆっくりと見て感じるのが良いと思いますよ。