京都府の相楽郡、約8割が山林で占められるという山間の町が笠置町です。
町の真ん中を木津川が流れ、大阪人ならお馴染みの幹線道路である
163号線が通り、伊賀上野へとアクセスします。
笠置町について
バイクや車でのドライブコースとしては最高のエリアではあるものの、
正直、何にもない所、というのが多くの人が持つ、笠置に対する感想でしょう。
私自身もそう思うものの、笠置のキャンプ場へは若い頃から足繁く通い、カヌーを楽しんだり、キャンプ地でのんびりしながら、笠置山にある「笠置寺」の「磨崖仏」など興味深くじっくり過ごす場所にも出会いました。
何も無いと言いながら、今でも愛車でドライブはこのあたりへは割りと頻繁に足を運びますし、
笠置では若い頃から色々と遊んで貰っている事は間違いありません。
そして、これだけ長い間この地へはやって来てると自負していたものの、名産品がキジだとは、、、
まったく見たことが無いのは本当なので、観光目的で無理やりでっち上げた話じゃないのか、と思う反面、こんな風に偉そうに書いていても、まだまだ知らない事ばかりだなと思ったりします。
笠置キャンプ場
大阪市内から車を走らせ、交通事情さえ良ければ、一時間と少しもあれば到着するという便の良さで、キャンプなどを楽しめるという事で、ここ笠置へは16歳の時にバイクの免許を取ってから足繁く通い、もううん十年。
ちなみに、笠置の駅がある関西本線のこの区間は、木津川沿いを走る単線で、電車から眺める景色が素晴らしいので、機会があれば是非にと、電車でのアクセスもおすすめします。(便も少なく遠い旅になりますが、)
笠置のキャンプ場は何かと思い入れのある場所で、キャンプ場と温泉のセットはアウトドア遊びからはすっかりと遠のいた今も、年に一度程度は足を運ぶ地です。
足繁く通った大昔は無料でしたが、時は流れてごみ問題やら色々あったみたいで、今は清掃維持管理費という名目で有料となっています。
有料と行っても大人一人が一日たった300円ほどですから、他所のキャンプ場と比べれば、格安なのは間違いありません。
ハイシーズンには人でごった返す様を、163号線を走り抜ける際には、必ず横目で眺めます。
正直、もう人混みの中でのアウトドア遊びなどは御免こうむりたいです。
人が集まればそれなりの不愉快な思いもするということ、笠置のキャンプ場のデメリットは、このあたりなのは間違いありませんね。
笠置温泉
そして、笠置温泉。
正確には「天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館」です。
キャンプ場からは歩いて10分もあればアクセス出来るので、のんびりアウトドア飯などを楽しんだら温泉へ。
喫茶・レストランもあって、キャンプ地を撤収してから風呂に入って食事して帰宅、というプランは悪くありません。
朝は10時から、シャンプーやリンスの類は常備されているので、着替えとタオルを持って気軽に立ち寄ることが出来ます。
駐車場も大きいので、満車など心配する必要はありません。
レストラン 大扇
「この辺りでごはんの一番おいしい店」という看板がかなり笑えます。
ここも古いと思います、店内は昭和の匂いプンプンです。私が免許を取ってバイクや車で走る様になった頃には既にあったハズ。
今も、バイク乗りなどツーリング途中のお客さんは多いなと感じます。
同じ敷地内には産直の食材売り場や、隣にはコンビニもあります。笠置大橋を渡った辺りにも商店が幾つかありますが、駐車場事情など考えると、この一角はやはり時々利用しますね。
この日はざるそばをいただきました、天ざるそばは1000円也。可もなく不可もなし、滅茶苦茶マズくて喰えない、という事はありません。
この手のレストランとしては、上位な部類じゃないでしょうか。
民家カフェ 豆茶午(まめちゃご)
先の大扇で食事をしつつ、コーヒーでも飲んで帰阪しようかという話になった際に、そう言えばこの先の国道沿いに「古民家カフェ」という看板があった事を全員が目撃しており、行ってみる事にしました。
やっと見つけたカフェはこんな感じ、笠置トンネルのちょうど真上辺りにある、古民家カフェではなく、民家カフェでした。
確かに民家。昭和建築を今流行のリノベーションしてカフェとしてオープン。トンネルのどちら側からでもアクセス出来ますが、とんでも無く細い道を上ってようやく辿り着ける場所です。
運転に自身の無い方は近寄るべからず、っていう感じですが、家の中(店の中)には所狭しと並べられたカップに落ち着いた調度品。階段にまでカップが並んでます。
ちなみに、家中カップがあるために、子供連れはNGだそう、正に大人の隠れ家的カフェです。
そして、コーヒーがとんでも無く美味しい!これはワザワザ山のてっぺんまでコーヒーを飲みに来る価値はあるなと思った次第。
温かい飲み物は、個別のポットにたっぷり入れて出されます。2杯は充分あるので、これで650円はリーズナブル過ぎますね。
失礼ながら、これでは儲からないでしょうねー。オーナーは地元の方ではなく、この地が気に入って、空き家を購入してカフェとしてオープンさせたのだそう。
必ずまた界隈を訪れた際には立ち寄るだろうと思います。
今回は、木の香りがする2階でセミの声を聞きながら頂きましたが、もう少し季節が進めば、庭でのんびりというのも悪くないなと思いました。
民家カフェ 豆茶午へのアクセス
文字では説明のしようが無い程の細い道を進みます。無事たどり着く事をお祈りするしかありません 笑
民家の直ぐ隣と少し離れた場所に駐車場はあり、店の方が案内してくれるので指示に従って駐車します。