セーラー万年筆 プロフィットスタンダード スケルトンモデル

セーラー万年筆 プロフィットスケルトンモデル

セーラーの万年筆、プロフィットのスケルトンモデルが今回紹介する一本です。

万年筆の命、ペン先(ニブ)には創立年月日の1911年とセーラーのシンボルである錨のマーク、セーラーもまたメイド・イン・ジャパンの逸品です。

私が所有するセーラーは一時期、スケルトンのモデルを何本か手に入れて、各色のインクを色々使って楽しんでいた頃に手に入れたものでした。

これまで何度も書いている通り、とにかく愛用するのはモンブランだったり、プラチナのセンチュリーが何本かあったりするので、もはや万年筆には食指がわかなかったものの、上記の如くインクを楽しむ為に出会った一本でした。

その一本の書き心地が極めて素晴らしく、正直、今では書き心地だけで一本を選ぶなら、セーラーの万年筆を選ぶかもしれません。

これほどまでに評価が高いブランド、現在本社は東京にあるようですが、発祥の地は軍港都市、広島の呉です。将来は自社の製品を船に乗せて世界中に広めたいという願いがあったとききました。

広島という土地柄は強烈な個性を持った人が多いと思うのです。

それは広島発のブランドというのに現れていて、私が一度は乗りたいと思っているオープンカー、マツダのロードスターも広島だし、お気に入りのシューズブランド、スピングルムーブも広島だったり「こだわりのがんこブランド」が広島には本当に多いのです。

セーラー万年筆 プロフィット

セーラー万年筆 プロフィットスケルトンモデル

現在セーラーの万年筆には主要ブランドとして四つのブランド展開をしています。

プロフィットは1981年から続くセーラーを代表するモデルでセーラーを一本と言うと、私はプロフィットをおススメします。

飾らないシンプルな形の一本、135mmのプロフィットスタンダードからペン先に21金を使ったプロフィットスタンダード21、一回り大きなプロフィット21、さらに大きなキングプロフィットがあります。

5000円ほどのリーズナブルなものから装飾が施された、何十万するものまで、好みの一本が必ず見つかるハズです。

ペン先の種類も色々有るのが良いです。極細から太字にミュージックというラインナップは当然、私のセーラーは、ZOOM(ズーム)というモデルで、基本は「太字」ですが、ペンを立てれば細く寝かすと太めに書けるという面白いペン先です。宛名から通常の文字書きまで色々と使い分けが可能な一本だったりします。

長刀研ぎ(なぎなたとぎ)というペン先も面白く、日本語の漢字やひらがなに対応して、止めやハネ、ハライができる万年筆、ぜひ一本と思ってるものの、現在オーダー受付をステップしているぐらいの人気で、なかなか縁がありません。

セーラーのペンクリニックとインク工房

私が大阪という街に住むため目にする機会が多いのは当然だと思うのですが、ペンクリニックやインク工房は素晴らしい試みだとおもいます。

ペンクリニックでは調子が悪い万年筆のペン先の調整などの修理を行ってくれ、インク工房では万年筆の楽しみの一つ、インクをブレンドして好みの色を作って貰えます。

一年を通じて全国各地で行われているこのイベント、セーラーが良いなという理由の一つ、ユーザーとの距離が近いなと思うのです。


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