三線の糸(弦)の結び方

三線の絃の結び方

三線にとって、糸(絃)はなければ音が鳴らないという大切なパーツの一つです。(どのパーツが一つでも無ければ音は鳴りませんが)

三線の糸の話

三線を入手した際は当たり前の様に糸(絃)が張られてあると思いますが、遅かれ早かれその糸は切れたり、古くなったりすることで、必ず張替えと言う作業が必要になります、これはもう「必ず」です。

ギターなど他の楽器に比べると、三線の絃が切れることはそれほどありませんが、それでも、沖縄三線に比べて強い絃の張りをする奄美三線などは、結構な頻度で糸は切れるものです。

張り替えている途中に切れてしまう不良品?の様な絃も時々あるし、予備の絃は必須です。

糸の張替え時期

三線の糸の張替え時期

絶対に○ヶ月に一度は交換しましょう、みたいなルールはありません。

毎日弾く人と、週末しか触らない人と比べると、絃の消耗度合いはいわずもがな。

絃が切れたりしたら、交換が必要なのは当然、分かりづらいかもしれませんが、画像の様に毛羽立ったりささくれが見えたりしても、もう交換時期です、遅かれ早かれその絃は切れてしまいます。

私の絃の交換時期なども、切れたら交換、発表会などの前に交換、そんなサイクルです。

糸の入手は?

既に書いた通り、絃は消耗品なので、常に予備の絃を手元には置いておく様にしましょう。

街中の楽器屋に行けば絃は購入できる、というものでは無いのがマイナー楽器の三線の辛いところです、大阪に住む私でも、わざわざ出かける必要があるぐらいなので、地方都市だと更に入手は困難だと思います。

そういう際は通販を利用するしか無いワケで、インターネット様様ですね。三線教室などに通って居れば、そこでも絃をはじめとする消耗品は購入出来る所が多いですね。

いずれにせよ、予備の糸は常に何セットか用意しておくのが三線奏者の心得です。

私は、日頃からメンテナンス他でお世話になっている三線工房の清村さんとこへ出かけた際にまとめて購入してます。大阪市内には、天六のとぅるるんてん、福島の佐々忠ぐらいしか三線屋は思い浮かびません。

ご近所へ行った際には立ち寄って、奄美絃・沖縄絃ともに、最低3セットは常に手元にある状態にしています。

また、たとえば人前で演奏したりする際にも、少し前に張り替えて置くのが良いです。張り替えてすぐの絃は、伸びるのでちんだみ(チューニング)も安定し辛い傾向があるからです。

お値段は??

通販で購入する際は、まとめて購入しないと送料が勿体ないと思います、男絃・中絃・女絃の三本セットで500円ほどだと思います。

三線屋へ足を運ぶと、たいてい女限一本からバラ売りしてくれるので、やっぱりいちばんよく切れる女限を多めに購入したりすることが出来るので、やっぱり私は店頭購入が好きですね。

沖縄・奄美三線共に、男絃など、私自身一度も切ったことないぐらい切れることはありませんから。

絃の張り方

沖縄三線に奄美三線、絃の違いはあるものの、結び方、巻き方は同じです。

三線の絃の結び方

唄口に対して赤い矢印の様に、真っ直ぐに伸びるのが理想的な絃の巻き方です。

理由は知りませんがが、あまり斜めになってしまうのはよろしくないと言われます。

見た目だけでなく、唄口に負担がかかる?カラクイが緩む?もしかするとそんな理由なのかもしれません。

三線の絃の張り方

巻いた絃が端っこに接触すると、カラクイを押し込んで止める障害となって、糸が緩む原因となってしまいます。

特に一番太い絃(沖縄では男絃、奄美では3番)は注意する必要があります。

糸掛けと絃の結び方

幾つかの方法を教えてもらいましたが、最も簡単だと思うのが以下の結び方。

糸掛けと絃の結び方
1.糸掛けに下から糸を通して

糸掛けと絃の結び方
2.通した絃を絃の後ろから回して輪っかを作ります。

糸掛けと絃の結び方
3.更に通した絃をつまんで輪っかを作って

糸掛けと絃の結び方
4.先に作った輪っかに通して、長い方を引っ張れば出来上がり。絃を外す際は、短い端を引っ張れば簡単に解くことが出来ます。

余談となりますが、糸掛けも結構頻繁に交換する方が良いと言う方もいるみたいですが、私などはティーガーを交換したりする際に、気が向けば色を合わせて交換するぐらいです。

糸掛けは数百円のものですが、古いものと新しい物を並べて比べでもしない限り、一年や二年では劣化に気が付かないぐらい、丈夫なパーツです。

こちらも余談ですが、膝に乗せて常に摩擦にさらされているティーガーのほうが、よっぽど消耗が激しく定期的に交換しますね。数万円もする本革やハブの皮、大島紬、色んなティーガがあって、物欲が刺激されて仕方ありません。

外したカラクイも注意した方が良い

三線の絃の結び方

糸を交換する際に外したカラクイも、混ざってしまわない様に注意しましょう。

気にしない方はまったく気にしない見たいですが、糸を通す穴が絃によって微妙に調整されて違っているので、例えば女絃のカラクイを男絃へ持ってきたりすると、巻いた絃がカラクイを押し込む障害となって糸の緩む原因になってしまうこともあるとのこと。

私も一応調整してもらった通りに使ってます。

糸の張り方のまとめ

はっきり言って、少し面倒だという程度で、三線の絃の張替えなどは慣れればどうってことの無い作業です。

三線を購入しても、自分で絃の張替えが出来ないと言う方が少なく有りません。三線工房の清村先生の所へしょっちゅう出入りしてますので、何度も目にしましたが、わざわざ、絃が切れたので張替えして欲しいと三線を持ち込む方がおられます。

靴紐のちょうちょ結びが出来ない人はなかなか居ない、絃の交換などは、そんな程度のものです。

三線奏者として、是非やってみて覚えましょう!


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