三線のメンテナンス 保管は三線スタンドで

三線の保管

三線の保管

「三線って、どうやって保管してますか?」

と先日、三線教室に新しくやってきた、Nさんから尋ねられました。

結論から言うと、自分の部屋にスタンドなど使って、思い立ったら、いつでも直ぐに手にとって弾くことの出来る場所にギターと一緒に保管と言うか、ディスプレイしています。

ケースで保存、というのは三線に取っては安全かも知れませんが、あまり良い保存方法とは言えないといわれています。

棹や胴は木で出来たもの、ましてや、本皮の三線だと生きていた蛇の皮なわけで、それらの天然素材にとって空気の通わないケースの中は過酷な環境になるというわけです。

「自分が過ごしやすい場所はどこ?」
「直ぐに腐ることは無い生ものをイメージすると良いよ」

そんな風に教えてもらったことがありますが、なるほどと思ってます。

直射日光があたる場所、冷暖房の風が直接あたる場所、強い光(例えばライト)がずっとあたる場所、棹よりも特に本皮張りの皮はダメージが真っ先に現れる様子です。

長い間弾かないときは、三線袋に入れてスタンドに立てて置いたらホコリも付かずに良いよ、と教えられたこともありますが、私はそこまでせずにスタンドに立てて、出来る限り触る様にするのが私の三線の保管です。

部屋の湿度の管理とか、現実問題として、部屋の湿度管理など、出来る方は稀だと思います、一般的な家庭では無理というものです。

「そんなんで良いんだ」
「それぐらい保管方法でもなんでも無いじゃないか」

という話かも知れませんが、常に触ってあげることの出来る状態にしてあげるのが一番だという話です。ホコリを被った三線ほど可哀想で格好悪い物は無いという話です。

三線のメンテナンス

そんな風に保管しているので、私の三線達は基本的にメンテナンスフリーです。

何年かに一度は清村さんところに持ち込んで、皮を張り替えたり、カラクイを削ってもらったりすることもありますが、それらは毎日のメンテナンスという話ではなく、職人さん、プロがする仕事です。

ただ、それでも特に夏場などは、汗ばんだ手で触ったりするので、時々、手ぬぐいとかギター用のクロスで棹の部分は、しっかりと磨くぐらいですね。

本皮の三線だと、専用の「ハブ油」なるものがありますが、そういうのもまったく私は使わない派です。

三線スタンド

保管には必須の「三線スタンド」「三線立て」「三線かけ」色んな呼び方をされるので、正式な名称は良くわからない、正式名称などそんな物は無い、と言う話ですが、どれでも通じるかと思います。

パイプスタンド

パイプスタンド

ギターやベースなどを弾く方にはこのタイプの物はお馴染みじゃ無いでしょうか。

ギター用の物がそのまま利用できますが、ウクレレやバイオリン用というものを見つけたら、三線を置くには大きすぎるギター用スタンドよりも、三線にフィットする大きさなのでオススメです。

壁に掛けるタイプのものでも、ウクレレやバイオリン用というものは流用できる物が多いです。

スタンドに限らず、三線専用と言うものは、まだまだマイノリティな楽器の辛い所、本当に少ないので、こうしてお宝探し的なことは色々あって、例えばストラップなど、そういうのを見つけるのも楽しみだったりします。

ギター用のパイプスタンドだと、今は海外で作られているのが当たり前の時代、1000円もあれば購入出来るものがありますが、私が使用している画像のウクレレ・バイオリン用のスタンドは楽器屋で2000円ほどで売られている商品です。

1000円の物と比べると、やはり作りはしっかりしているので、安心して使えます。

壁掛けタイプ

三線 壁掛けフック

これもまた、ギター・ベースの方にはお馴染みだと思います。ギター・ベースの物がもちろんそのまま使えますが、画像をご覧の通り、カラクイでぶら下がるという形になるのがちょっと問題。

掛けたり取ったりしている拍子に、カラクイが戻ったりしてチューニングが狂うので、これが結構イライラするのです。

三線 壁掛けフック

そこで、これ。受けの部分の幅を動かすことが出来るので、棹の頭の付け根、乳袋(チブクロ)の部分に引っ掛けることが出来る様になるので、壁にかけた反動でカラクイが戻ることもありません。

Amazonでなんと送料込み2個で500円ほどというリーズナブルさ。

安いだけあって、作りはすべてプラスチック製のチープさですが、ギターなどに比べると軽い三線なら強度の心配も無いのではと思います。今の所不具合は無く調子よく使ってます。

折りたたみタイプ

三線 折りたたみスタンド

これは三線専用の物が三線屋に行くと販売されています。

画像は友人が板をのこぎりで切って作った簡易折りたたみタイプのスタンド。

このタイプの物はコンパクトで持ち運びもしやすいので、演奏会の時など持っていくと案外重宝するという声を聞きますが、構造上、やっぱり不安定なので、私は外にスタンドを持ち歩くなら、一回り大きく嵩張りますが、画像の様にパイプスタンドを持ちますね。

三線 折りたたみスタンド

自宅での保管も同じ様な感じで、壁に引っ掛けるかパイプスタンドに立ておかないと、少しの衝撃で倒れてしまう、折りたたみタイプは不安で駄目です。

特に我が家は、犬や猫が走り回ってたりするので、床に置くタイプのスタンドを使うならば、特にしっかりしたもので無いと不安で使えません。

ということで、今の私はメインで使う三線の保管スタンドは、どうしても壁に引っ掛ける物になってしまっています。

壁掛けタイプもデメリットが無いワケではなく、言い出せばキリが無いという話ではあるものの、地震が来たらひとたまりも無いです。

実際、先日の大阪を襲った「大阪府北部地震」では、三線一本とギターが落下、高い位置にぶら下げるのはよろしく無いな、とかそんな風にも思ったりして設置場所を変えたり、思案中です。

木製スタンド

こちらも三線専用のスタンドで、物によってはまるで工芸品の様な美しく床の間に置きたい様なスタンドです。

三線職人が三線を作った端材の黒檀で作ったものなど、惚れ惚れするような物を見たことがあります。

私はこの手の物は置き場所が無いので持ってないんですが、三線弾きとしては、一つぐらいはこういうスタンドに立てた三線を床の間に、と思うのは当然でしょう。

他のタイプと比べると結構なお値段です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

三線スタンド ワイン色 曲線型
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